iPhoneの次期モデルとなるiPhone 7(仮名)のカメラはダブルレンズ(デュアルレンズ)になる可能性が高いと報じられています。
この情報の元となっているのは、Huawei社にダブルレンズカメラモジュールを提供している企業のCEOの発言です。
報道によれば、アップル社はダブルレンズカメラの研究を既に3年以上行っているようで、既にダブルカメラを活用するための様々なアプリを開発しているということです。
これらのアプリはiPhone7向けに開発されている可能性が高いようです。
ダブルレンズのカメラを搭載しているスマホと言えば、Honor6 plusがあり、この他のも、2015年モデルの「Nexus5」は、LG製でダブルレンズを搭載すると噂されています。
今後、スマホのカメラの主流はダブルレンズとなるのでしょうか。
ところで、ダブルレンズにはどういうメリットがあるのでしょうか。
既に発売しているHonor6 plusを例にとってみるとダブルレンズのメリットを見て行きたいと思います。
1.ピント調整が凄い
2つのレンズの視差を利用した撮影時のピント調整が超高速です。
なんと0.1秒でピントをあわせることができます。
また、撮影後にピント調整をすることも可能です。
2.絞りが凄い
2つのレンズを使用することにより、センサーに集まる光の量が格段に増え、暗所での撮影に最適となります。
F値は、肉眼よりも明るい0.95相当を実現します。
また、ダブルレンズを利用したF値0.95から16の絞りによって、一眼レフのようなボケ味ある写真を撮ることも可能です。
3.HDRにも凄い
通常のHDR機能は、複数枚の写真を連続して撮影し、それぞれを合成することにより実現しています。
このため、必然的にシャッター速度が長くなり、動きに弱く、ブレやすいというデメリットがありました。
しかし、2つのレンズで同時に撮影するダブルレンズでは、被写体が動いていてもブレずにHDR撮影することができます。
単純に性能が2倍になるというだけでなく、ダブルレンズの特徴を活かした面白いメリットが数多くありそうです。
iPhone 7のみならず、大きなモジュールを組み込めないスマホには、このダブルレンズはカメラ性能の限界を打ち破る切り札になるのではないでしょうか。
ただ、Honor6 plusで撮影された画像を見ると、少し不自然に見える画像もあります。
この辺りは、今後の画像処理能力の向上に期待したいところです。
情報元:gforgames